漢 方
     

------目次

◇ 漢方医学の概念と診断方法

◇ なぜ漢方が注目されているのか

◇ 漢方の得意とする疾患

◇ 漢方Q&A

漢方薬が注目されている理由

漢方薬は、ストレスによって複雑になった現代人の病態を治す、全人的医療です。


1.体の中の乱れた機構を改善に導く
近年のようにストレスを受けることの多い生活をしていると、1人の人間に対してさまざまな症状が複合して出てきます。それに対して、新薬(西洋薬)を投与しようとすると、患者さんはそれぞれの症状に応じて何種類もの薬を飲まなくてはならなくなります。 一方、漢方ではいろいろな症状を持った人に対して、その人が今どのような病状なのかを東洋医学的に診断して、その病態に必要な薬を投与してゆきます。それによってすべての症状が一度によくなっていきます。 漢方では体の中の乱れた機構を治してゆこうという考え方をするので、西洋医学とは方向性がまったく異なります。


2.数千年の歴史を持ち、臨床が行われてきた漢方薬は安全性が高い
漢方薬は新薬に比べて副作用が少なく、患者さんが安心して使える。 新薬は自然界に存在しない化学物質の成分を単一に合成したものですから、新しくできた薬だと、予想もしない副作用が強く出ることがあります。 それに対して、漢方薬は自然の生薬の組み合わせによるもので、何千年も前から臨床が行われ、副作用についてもわかっています。


3.漢方治療はトータルで1人の人間をみる
現在の診療システムでは専門領域別に細分化されていて、患者さんがたらい回しにされるという弊害があります。複雑な病気になっている人はいろいろな科に行って結局何もわからないということがあります。 漢方医学では、全身をみて、その人に今何が起こっているのかを診断します。漢方医学は細分化しないので、全人的医療ができます。


4.西洋医学と漢方をうまく組み合わせた治療
現代医学は検査によるデータが中心になってきているため、採血の検査数値やレントゲン写真など数値などで目に見えるものが重要視されますが、それだけですべてを診断することはむずかしくなっています。実際、血液のデータに何も出てこない体の異常が非常に多くあります。それらを判断するのに漢方が有効なのです。ただし、漢方が万能というわけではありません。手術の必要がある病状など、西洋医学での治療が適している病気もたくさんあります。 当院ではペインクリニックを含め西洋医学と漢方をうまく組み合わせて診断することが最適な治療法であると考えております。

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